あえて　写真は　撮らなかった

その時の　空気と景色と音と香りと
そして　思いを
そのすべてを

命の営みとして
深く　心に刻むため

生ある限り
もち続けるため

立ち上がる　勇気も
立ち向かう　強さも
自分に宿す　属性ではなく
まだ見ぬ景色を　勝手に描く
かすかな希望による

唯一無二を　思い知る


ぬけがらを　同じ思いで
埋めることができないなら

せめて

幸せを願うことで
満たせたら・・・

限りない感謝とともに

希望と書いてみる
「希」を「望む」
訪れるかどうか分からない
時を描くこと

都合よく願い
根拠もなく　夢見ること


絶望と書いてみる
「望み」を「絶つ」
訪れるかどうか分からない
時を消し去ること

現実と向き合い
夢見ることを　断ち切ること



行きつ戻りつ
ただ　時だけを　刻む
なにひとつ　わからない時を

去年の　今日
明日を　描いて　今を過ごした
困難を　希望に変えて

今と向き合い
希望の力を　思い知る
記憶とともに・・・

何気なく過ごす日常では
姿を隠し　目には見えないけど

その場所に　向かい
遠くを　眺めると
時の流れが　見える
沈みゆく　夕陽の姿を借りて

今　向き合う
一つ一つは
そのものだけでは　存在するのではない

背後に　喜びがあり　怒りがあり　迷いがあり　人の姿がある
その　つながりが見えるとき
一つ一つは
見え方を変え　価値を増す


改めて　気づかせてもらった
ありがとう

約束があって　よかったね


そして
出会えて　よかったね

伝えたくて
それなのに・・・

言葉が　固まって　動かなくなる
無理矢理　溶かすと
意志を　離れて　流れ出す

せき止めようとすると
沈黙を呼ぶ

それが怖くて
言葉の　溶かし方を　探している

知りたいと　思えば　思うほど
何が許されて　何が許されないのか
何が本当で　何がうそなのか

分からなくなる・・・


虚構は　空言を生み
真の言葉を失う


ふと　目にとまる
並んで咲く
アザミにも
心　ゆれる

気の早い　ひまわりが
咲きました

ひまわりは　太陽に向いて咲く

違うんですよね
ひまわりは　いつも東を向いて咲く
朝も　昼も　夜も

太陽を　見てるんじゃなくて
太陽が昇る方を　見つめている
闇から　抜け出す　光を求めている


だから　花言葉は

あなただけを見つめます・・・