
風に舞う 花びらは
行き場を 見失ったように見えるけど
地表を覆い 花びらの道を創る
一つが終われば
新しい一つが生まれる
その 姿を見つめつつ
想いをはせる・・・

ありがとう!

その姿を 水面に映し
咲き誇る さくら
風に花びらは舞い
短い夜を飾る
はかなく さびしい
でも
次の春 また 花をつける
未来が見えること
明日が約束できること
構えず またねと言えること
幸せの形なのかもしれない


優雅に咲く姿を 目で追い
春を 感じる
踏み固められた 草むらに
また 懸命に咲く 花もある
大地の乾きを防ぎ
風雨から守ったのかもしれない
雑草という響きに
心を寄せる
そして また
同じ思いを反芻する夜を迎える
同じ言葉を飲み込む自分と向き合う