

その瞬間がすべてであっても
咲ける 幸せ
輝きが約束するのは
漆黒のやみであっても

一瞬は 輝く 天光
時が 帯を描き
やがて 輪を 創り出す
見えているのもの 現実であり
真実であるけれども
その姿の すべてではない
つないだ輪とて
所詮 一点からの眺めでしか
ないのだから
この瞬間の 実在すら
約束するものでは
ないのだから
その一瞬に
願い 迷い 喜び 不安・・・
心のかけらのすべてを
かき集め 託す
その一瞬に
感謝 言い訳 真実 虚構・・・
思いの狹間を
往き来する
そしてまた
己の真実と向き合い
言葉を失い 繕う
それでも その一瞬がすべてであり
限りなく 尊い

そっとたたえた水滴を
こぼさぬように
こぼれぬように・・・
かすかに灯るあかりを
両手でかこい
いつくしむように・・・
今を過ごす

口にすると 逃げそうで
思い描くと 壊れそうで
何もできないでいる
容赦なく時は進み
やがて 鼓動と重なり
思い知る
夢想という名の弱さと
おびえと言う名の真実

時は平等に流れているけれど
その一瞬一瞬で
見える世界は
変わるんですね
ありがとう!

その瞬間を待ち
わずかな時を見つめ 次の一瞬を
探し 思いを巡らす
点と点をつないで
線を描くこと
そのことが すべて

時は流れ 何もかも動いているのに
その時間だけが 通り過ぎることを
しない
なすすべもなく
立ち止まっている

幸せを願えば 願うだけ
心が縛られて 動けなくなる
行為のすべては 偽りであり
連ねる言葉は 空言である
閉ざせぬ願いを 知っているから

あと 幾日生きられるか
そんなことは 分からない
舞い降りては また 舞う
光 重なるときを 夢見て
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